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2007年03月29日

「隠れ肥満」がメタボリックシンドローム の一種だってこと知っていましたか?

★隠れ肥満にもメタボリックシンドロームはあります。
“隠れ肥満”という言葉ごぞんじですか?
実は、その“隠れ肥満”もまさに内臓脂肪型の肥満です。そして、この内臓脂肪型肥満が、最近マスコミなどで見聞きする機会が増えている「メタボリックシンドローム」の元凶となっています。
メタボリックシンドロームの診断基準の一番初めに調べる項目が「ウエストサイズ(腹囲径)が男性85cm以上、女性0cm以」となっているのは、ウエストサイズを目安に、内臓脂肪が過剰に溜まっているかどうかを推定するためです。

★過剰な内臓脂肪がメタボリックシンドロームの諸悪の原因なんです。
長い間、からだの脂肪はエネルギーを貯蓄するためにあるもので、それ以外にはとくに重要な働きはしていないものと考えられてきました。しかし近年、脂肪細胞からはいくつかの重要な生理活性物質(アディポサイトカインといいます)が分泌されていて、体の諸機能に大きな影響を及ぼしていることがわかってきたのです。
 内臓脂肪が過剰に溜まる(メタボリックシンドローム)と、それらのサイトカインの分泌に異常が現れ、血糖値や血清脂質(中性脂肪など)、血圧が高くなりやすくなります。その結果、糖尿病や高脂血症、高血圧が起きてきます。また、血液を固まりやすくする(サラサラ血液をドロドロ血液にする)サイトカインも分泌されるので、血栓(血管内にできる血の塊)ができやすく、心筋梗塞や脳梗塞などの発作が起きやすくなります。


★小さな悪者も群れをなすと手におえなくなるのです
メタボリックシンドロームとは、これらの複数の生活習慣病が、たまたま一人の人に同時に起こるのではなくて、過剰に溜まった内臓脂肪という上流に位置する一つの原因から、いくつもの病気が起きてくる状態なんです。
 注意すべきことは、それぞれの病気を単独でみると、すぐに治療が必要なほど悪い状態ではないことが多いという点です。‘少し悪い’程度の病態なのに、それが複数寄り集まるため、血管に非常な負担がかかることなのです。
 糖尿病や高脂血症や高血圧などを、それぞれ別の病気として治療する従来の考え型では、どの病気も‘軽症だから’といって放置されてしまいかねません。そのような状態を放置せずに、しっかりと予防的な治療(食事、運動療法など)していく必要性がわかったため、メタボリックシントロームの診断基準が設けられたのです。

★改善の指標は体重よりもウエストサイズを気にしましょう!
メタボリックシンドロームによる複数の生活習慣病を治療するには、原因のおおもとである内臓脂肪型肥満を解消することが第一です。このとき、必ずしも減量(体重を減らすこと)にこだわることはありません。
もちろん、しっかり減量すると内臓脂肪は減少しますが、減量しなくても内臓脂肪が減ることがありす。内臓脂肪減少の目安となるのは、ウエストサイズです。逆に言うと、肥満のように見えなくてもウエストサイズが大きい場合(隠れ肥満の場合)は、内臓脂肪型肥満の可能性が高いので、ウエストサイズを減らす必要があります。

★では、内臓脂肪を減らすにはどうすればいいの?
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、溜まりやすく減りやすいというと特徴があります。ですから、からだを少し多めに動かしてエネルギーを消費したり、食べすぎ飲み過ぎを少し控えて、からだに過剰なエネルギーが入らないように心掛ければ、体重そのものはそれほど減らなくても、内臓脂肪は割と良く減ってきます。
まずはウエストサイズ5センチ減少をめざす
内臓脂肪が減りウエストサイズが少しでも小さくなると、血糖値や血清脂質や血圧などの検査値が、目に見えて改善します。原因のおおもとから改善するのですから、当然と言えば当然ですね。治療開始に際しては、とりあえず、現在のウエストサイズを5センチ減らすことを目標にしましょう。

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