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2007年03月29日

主な生活習慣病と言われているもの(その3)(肺扁平上皮がん 大腸がん アルコール性肝炎 糖尿病)

主な生活習慣病と言われているもの
●肺扁平上皮がん
肺扁平上皮がんは、気管から気管支に内部を覆っている扁平上皮という細胞ががん化したものです。扁平上皮がんは、タバコをよく吸う人に多発します。発生には、ストレスや片寄った食生活も関係しています。
初期の段階では、気管支内表面に限局しているので、X線検査をしても発見できません。ときに血痰として異常を気づくことがあります。大きくなると、気管支外壁にも現れ、X線検査でも発見されるようになります。さらに、肺には血管が多数あるので、気管支外壁へ発育すると血液にもがん細胞が入って、ほかの臓器に転移します。
診断は、喀痰検査でがん細胞の有無を調べる、X線検査、CT検査などで行われます。
治療の基本は外科的に行う切除術で、ケースによっては放射線治療、抗がん薬による治療が行われます。しかし肺扁平上皮がんにならないようにするために、禁煙することがもっとも望まれます。




●大腸がん
大腸がんとは、小腸末端につながる盲腸から結腸、直腸そして肛門までの大腸粘膜上皮から発生するガンで、生じた部位によって結腸がん、直腸がんとも呼ばれます。
近年、わが国では大腸がんが急速に増加し、その原因には、高脂肪、低繊維食の欧米型食生活が影響していることが指摘されています。脂肪の多い食物は腸内で胆汁酸や腸内細菌が作用しあって発ガン物質ができ、それが大腸の粘膜と長期にわたって接触するうちにガンが発生します。また緑黄色野菜の不足、飲酒、運動不足、ストレスも関係しています。
症状としては、下血(肛門からの出血、血液が便に付着)、排便習慣の変化(これまでの排便習慣が変化して、便秘または下痢ぎみになったり、あるいは両方みられる)、腹痛、体重減少を伴った全身倦怠感などがあります。
診断は、大腸の内視鏡検査で大腸の中を直接観察、がんの存在と病理組織検査で行われます。
治療の基本は外科的に行う切除術で、早期の場合は内視鏡を入れて同時に切除します。進行している場合は開腹により患部の切除術が行われます。

●アルコール性肝炎
アルコールは肝臓分解される過程で毒性のあるアセトアルデヒドが生成され、長期にわたり、大量の飲酒を続けていると肝細胞に障害を起こします。
日本酒なら1日3合以上、ビールなら大瓶3本以上、ウイスキーならダブル3杯以上が、エタノール換算で80グラムに相当します。長期に80グラム以上のエタノールが体内に入り続けると、肝臓⇔細胞が変性したり、消失してしまうことが起こりやすくなります。その結果、発熱、黄疸、右上腹部痛などの症状が現れます。
治療の原則は禁酒です。しかし、禁酒といってもなかなか守れるものではありませんから、家族、周囲の人たちの力が必要になります。

●糖尿病
糖尿病とは、膵臓(すいぞう)でつくられるインスリンが不足したり、その作用が妨げられて、血糖(血液中のブドウ糖の量)が、異常に増加する病気でです。
糖尿病には1型(インスリン依存糖尿病)と2型(インスリン非依存糖尿病)があります。1型糖尿病はインスリンが作れないために、インスリン注射が必要となります。2型糖尿病は、インスリンは作られているが、分泌がうまくいかなかったり効果が十分現れないために、ぶどう糖が組織でうまく利用されない結果、血糖値が高くなります。
大部分の糖尿病は2型糖尿病です。遺伝と不適切な生活習慣によって起こります。不適切な生活習慣とは、過食、過剰な飲酒、運動不足の結果、肥満(特に内臓脂肪型)となることです。食事で摂取した余分なエネルギーは脂肪となって脂肪細胞に蓄えられます。この状態が長く続くと、インスリンの働きが低下して、血液中の糖分が過剰な状態になります。しかし自覚症状はほとんどみられません。ですから健康診断などで血糖値をチェックが必要です。病気の進行により、のどの渇き、多飲、多尿、倦怠感などの症状がでてきます。
診断は血液検査で行われます。早朝空腹時の血糖値が126mg/dL以上の場合や、随時血糖値が200mg/dL以上の場合などに糖尿病と診断されます。
糖尿病がもっとも恐いとされているのは3大合併症で、視力障害、腎臓障害、神経障害を起こすことです。また、意識障害をも引き起こします。適切な食事カロリー、運動などの生活習慣の改善、あるいは薬物の治療で血糖を下げ、そのような合併症を起こさないようにすることが重要です。そのためには血糖のマーカーであるヘモグロビンA1cを6.5%未満にしておくことが望まれます。
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