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2007年04月06日

メタボリックシンドローム 生活習慣病 健康日本21と栄養

このコーナーは産経新聞(2003年4月)に連載されたものを転載しています。

健康日本21と栄養
 21世紀の日本で、国民が健やかで心豊かに過ごせるように『21世紀における国民健康づくり運動』(健康日本21)という指標があります。日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長に聞きました。

『健康日本21』について、教えてください
 「生活習慣病とその原因となる生活習慣の課題を、栄養、運動、休養、たばこ、アルコール、歯の健康、糖尿病、循環器病、がんの9分野70項目に分け、2010年にはこうありたいという目標値を掲げたものです。中でも栄養は14項目と最も多く、生活習慣病予防の基本。特に(1)『適正体重の維持』は重要で、生活習慣病になりにくいことが日本肥満学会の疫学調査で証明されています。また、『死の四重奏』といわれる肥満肥満から引き起こされる糖尿病、高血圧、高脂血症には、食生活が直接関わっているのです」



具体的にどうすればいいのでしょう
 「いくつかのポイントがあります。(2)『脂肪エネルギー比率の減少』。脂肪の摂取量を減らし、肉より魚や植物油をとるようにしてください。(3)『食塩摂取量の減少』。平成13年の国民栄養調査では、15から60代の男性は11.7〜14グラムもとっており、高血圧予防のために10グラム未満にする必要があります。(4)『野菜の摂取量の増加』。現在の約200グラムを350グラムにし、ビタミンミネラル食物繊維摂取量を増やしましょう。(5)『カルシウムに富む食品の摂取量の増加』。牛乳や乳製品、緑黄色野菜も重要ですが、豆類の摂取量が目標値の100グラム以上に対して6割、中でも40代以下の世代では半分しかとれていません。特に女性の閉経後の骨粗鬆症は広い意味での生活習慣病といえるので、若いころから大豆などの豆類を食べ、骨のカルシウム量を増やしてください」

欠食についての項目もあるようですね
 「(6)『朝食を欠食する人の減少』です。20代の男性の約半数が欠食していますが、だからといって不健康だというわけではありません。ただ欠食のせいで、まとめ食い、食べ過ぎ、過剰摂取エネルギーになると、肥満に直結します。また、朝食をとらない習慣は、夕食の食ベ過ぎ、寝る前に食べるので朝お腹がすかない、飲酒、喫煙などの不健康要素と連動し、ライフスタイル全体が不健康な方向になりやすいので、気をつけてほしいですね」
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