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2007年04月07日

メタボリックシンドロームの予防、「一無、二少、三多」のライフスタイル

このコーナーは産経新聞(2003年4月)に連載されたものを転載しています。

「一無、二少、三多」のライフスタイル
 日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長は、生活習慣病予防のための「一無、二少、三多」のライフスタイルを提唱しています。今回は二少のひとつ、“少食”について聞きました。

「一無、二少、三多」について教えてください
 「一無は禁煙二少は少食と少酒三多は、多動、多休、多接で、運動、休養、そして多くの人、事、物に接するということです。この6項目を実行すればするほど、肥満の程度、血圧、血糖、中性脂肪、コレステロール、尿酸などの検査値がよくなることがわかっています」



では、“少食”とは? 「腹八分目を心がけることです。といっても、今の自分の食欲や満腹感に対する八分ではなく、20代前半の食事量の八分です。実は、基礎代謝という生きていくために最低必要なエネルギーは、20歳をピークに、30代で約1割、40〜50代では2割ほど落ちるので、同様に食べる量も減らす必要があるのです。しかし、現状は20代から60代までほぼ同じエネルギー量をとっており、これが肥満生活習慣病につながっていると考えられます。動物実験でも、少食と運動で病気になりにくく、長生きするという結果が得られています」

ほかに気をつけるポイントがありますか
 「以下の10項目でイエスが6つ以上は要注意です。(1)早食いでよくかまない(2)食事が不規則で朝食を抜くことが多い(3)主食の穀類が白米・白パンに偏っている(4)果物をおなか一杯食べてしまう(5)豆腐、納豆などの大豆食品のとり方が少ない(6)乳製品のとり方が少ない(7)海藻類やきのこ類のとり方が少ない(8)清涼飲料や砂糖入り嗜好飲料をよく飲む(9)ラーメンと麺類の汁を全部飲んでしまう(10)アルコール、特にビールをよく飲むです」

特に気をつけたいのはどれでしょうか 「(3)と(7)の食物繊維不足です。これは、糖尿病、高脂血症、大腸がんなどの原因だと懸念されているのですが、現状は必要量の20グラム以上に対して15グラムしかとれていません。玄米や胚芽米、胚芽パンや全粒粉パン、海藻やきのこ類を積極的に食べてください。また、(3)(8)(9)は“三白”のとり過ぎにつながります。まず(8)の砂糖、(9)の塩で二白。これらはおいしさの源で、それ自体は悪くありませんが、過剰になりやすいのです。さらに、白米・白パンで三白。これも食べ過ぎるので、気をつけてください」
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