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2007年04月08日

メタボリックシンドロームの予防 健康と運動

このコーナーは産経新聞(2003年4月)に連載されたものを転載しています。

健康と運動の関係
 運動すると、虚血性心疾患、高血圧、肥満などになりにくいといわれていますが、本当なのでしょうか。日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長に聞きました。

運動生活習慣病を予防できるのですか
 「1週間に500キロカロリー以上を消費する運動は、それ未満の運動に比べて、循環器系の疾患での死亡率を下げることが疫学調査でわかっています。また運動は、筋肉の細胞に血中のブドウ糖を取り込みやすくするので、血糖が下がりやすくなり、糖尿病を予防できるともいわれています」



では、どんな運動がよいのでしょう
 「先ほどの疫学調査では、運動量が1000、1500、2000キロカロリーと増えるほど死亡率が低くなり、1週間に2000キロカロリー以上の運動が推奨されています。これは1日当たり300キロカロリー、1万歩の歩行に相当するものです。
現在、平均で男性が約8000歩、女性は7000歩ほど歩いているので、10分間で1000歩とすると、20〜30分余計に歩く必要があります。つまり1万歩は、歩く気にならないと達成できないものです。しかも運動は食事における食欲とは違って、運動欲としては出にくいため、どうしても運動不足になりがちです。通勤や買い物で歩く、階段を上る、泳ぐなどと、やる気にならないとできません。運動はその気になって、心でするものと考えてください」

ご自身が毎日、実践している運動法は?
 「朝起きたら、テレビラジオ体操を10分間。体が目覚め、血流が盛んになります。そして日中は、できるだけ歩く。10分間の早歩きを4回、20分なら2回が目安です。歩くのが無理なら、エルゴメーターという固定自転車がお薦めです。脈拍数でペダルの抵抗を制御できるので、無理な負担がかかりません。さらに、筋力トレーニングを10分間。ダンベル、エキスパンダー、ブルワーカーなどを使うと効果的です。これらを組み合わせて、1日60分間の運動をしましょう」

運動だけで、生活習慣病を防げるのですか 「やはり食事も重要で、腹八分目を心掛け、食べ過ぎは禁物です。推奨運動量の300キロカロリーは、ケーキ1個、アイスクリーム1カップとほぼ同じエネルギー量。簡単に食べてしまう量ですが、消費するには1万歩か、60分間の運動が必要だということを忘れないでください」
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