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2007年04月15日

メタボリックシンドローム 生活習慣病 動脈硬化になりやすい場合

動脈硬化になりやすい場合
 血液中の脂質が高い病気、高脂血症。中でも最近分かってきた“たちの悪い”といわれる症状を、防衛医科大学校名誉教授の中村治雄医学博士に聞きました。

“たちが悪い”とは、どういうことですか
 「動脈硬化になりやすいということです。特に(1)総コレステロール値と中性脂肪値が高い(2)悪玉LDLコレステロール値が高く、善玉HDLコレステロール値が低い(3)中性脂肪値が高く、HDLコレステロール値が低い場合。これらは、治療が必要だといわれています」



治療とは?
 「基本は食事です。予防効果もあるので、健康な方も参考にしてください。まず、コレステロール値が高い場合は、(1)エネルギーのとり過ぎに注意(余分なエネルギーは、肝臓でのコレステロール合成の材料となり、合成を促進する)(2)脂肪の量と種類に注意(脂肪のとり過ぎは動脈硬化を進める。また、肉、乳製品などの動物性脂肪はコレステロール値を上げ、魚や植物性油脂は下げる)(3)食物繊維を多くとる(玄米、麦飯、オートミールなどの穀類と野菜がよい)(4)ビタミンE、ビタミンC、β―カロチンを多くとる。動脈硬化は、LDLコレステロールが酸化されて起こるので、緑黄色野菜などで酸化を防いでください。ただ、喫煙者では抗酸化作用が期待できないので、禁煙を勧めますね」

コレステロールが多い食品はどうですか

  「もちろん制限が必要です。特にLDLコレステロール値が140mg/dl 以上の人や糖尿病の場合は、1日300mgに以下にしてください。卵1個は250mgで、ほぼ1日分になるので気をつけましょう。また、内臓にも多く含まれるので、丸ごと食べる小魚は20―50gを目安にし、とり過ぎないようにしてください。逆に、大豆などの植物性タンパク質はコレステロール値を下げますから、納豆や豆腐、油揚げ、枝豆などを積極的にとってください」

善玉のHDLコレステロール値が低い場合は? 「残念ながら今のところ、食品では上げられません。下げない努力が大切です。食べ過ぎ、喫煙運動不足などの生活習慣は、HDLコレステロール値を下げるので、改善してください。中性脂肪が高い場合については、次回お話しましょう」

このコーナーは2003年4月より産経新聞に連載されたものを転載しています。
タグ:動脈硬化
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